1. 好中球
2. リンパ球
3. 肥満細胞
4. マクロファージ
2018-a042 膿に最も多くみられる白血球はどれか。
1. 好中球
2. リンパ球
3. 肥満細胞
4. マクロファージ
解答 1
膿がたまるタイプの炎症を化膿性炎といいますが、この膿の正体は、外敵と戦って死んでいった好中球たちです。
化膿性炎の分類では
・膿瘍
・蜂巣炎(蜂窩織炎)
・蓄膿
にわけられます。膿瘍、蓄膿は「膿」という文字がついているので分かりやすいですが、蜂巣炎は化膿性炎であることも注意が必要です。
参考)東洋療法学校協会編, 病理学 第2版; p.65(炎症 – 炎症の分類 – 化膿性炎)
好中球はまっさきに現場に駆けつける
好中球は白血球の中でも最も多く(50〜70%)、異物が侵入した部位や炎症の現場にまず第一に駆けつけ、対応をします。好中球の初期対応により異物や炎症が治まれば解決ですが、雑菌などの繁殖力が強くて好中球だけでは対処しきれない場合に、マクロファージやリンパ球たちによる獲得免疫のシステムが必要となります。ですが、獲得免疫の発動には時間がかかるため、好中球の初期対応が重要となります。
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