1. I型
2. III型
3. IV型
4. V型
2018-a043 バセドウ病のアレルギーの型はどれか。
1. I型
2. III型
3. IV型
4. V型
解答 4
アレルギーの分類
I型アレルギー(即時型)
抗原感作 → IgE抗体形成 → 肥満細胞にIgEが結合 → 抗原侵入 → 肥満細胞よりヒスタミンなどの化学伝達物質が放出 → 血管透過性亢進・平滑筋収縮など
・花粉症
・気管支喘息
・アトピー性皮膚炎
・蕁麻疹
II型アレルギー(細胞障害型)
IgM、IgG抗体が細胞表面の抗原と結合 → 補体や食細胞による細胞の破壊
・溶血性貧血
・グッドパスチャー症候群
III型アレルギー(免疫複合体型)
IgG抗体と抗原が結合した免疫複合体が形成 → 組織に沈着 → 補体を活性化 → 炎症性の組織障害が発生
・急性糸球体腎炎
・全身性エリテマトーデス
・血清病
・リウマチ様関節炎
IV型アレルギー(遅延型)
抗原によりTリンパ球が感作 → サイトカインを産生 → マクロファージやリンパ球の浸潤 → 炎症性の組織障害が発生
・ツベルクリン反応
V型アレルギー(刺激型)
自己抗体が産生 → 抗体が受容体を刺激 → 機能を亢進させる
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
参考)東洋療法学校協会編, 病理学 第2版; p.92(免疫異常・アレルギー – アレルギー)
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