1. 胸腔内圧の低下
2. 右心房内圧の上昇
3. 静脈還流量の減少
4. 迷走神経活動の亢進
2018-a028 心臓の1回拍出量を増やす因子はどれか。
1. ○ 胸腔内圧の低下 → 静脈還流量の増加 → 1回拍出量増加
吸息時に胸腔内圧が低下することによって血液が胸腔内に吸引される。(生理学3版 p.41血液循環-静脈)
2. 右心房内圧の上昇 → 静脈還流量の低下 → 1回拍出量低下
右心房内圧が上昇した場合、静脈還流が滞り、心拍出量は減少すると考える。右心不全や心タンポナーデなどで右心房内圧は上昇する。
3. 静脈還流量の減少 → 1回拍出量低下
4. 迷走神経活動の亢進 → 心機能抑制 → 1回拍出量低下
解答 1
参考)東洋療法学校協会編, 生理学 第3版; p.41(血液循環-静脈)
参考)東洋療法学校協会編, 生理学 第3版; p.30(循環 – 心臓の構造と働き)
参考)東洋療法学校協会編, 生理学 第3版; p.44-50(循環 – 循環調節)
だからどうなる。それが生理。
これぞまさに生理の問題。ひとつひとつで、「だからどうなる」を考え、矢印で結んでみてください。ホルモン分泌やホメオスタシス調節など、いろいろなところに応用できる考え方です。次の問題
問題演習として使えるクイズ形式もご利用ください。
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