2018-a030 産熱に関与しないのはどれか。




1. 基礎代謝
2. ふるえ
3. 不感蒸散
4. 黄体ホルモン

2018-a030 産熱に関与しないのはどれか。

1. 基礎代謝 → 熱産生
2. ふるえ → 熱産生
3. 不感蒸散 → ○ 熱放散
4. 黄体ホルモン → 熱産生

解答 3

目の覚めている状態で、生体機能の維持に必要な最小限の代謝量を基礎代謝量という。基礎代謝によって産生されるエネルギーは体温の維持に重要である。(生理学3版 p.111 熱産生- 基礎代謝量)

寒いときには、骨格筋が不随意的に細かく律動的に収縮して、ふるえによって産熱が起こる。これをふるえ産熱といい、運動神経を介して調節される。(生理学3版 p.111 熱産生-筋収縮による産熱)

水分が体表面から蒸発する際に、気化熱が体熱から奪われる。体表面からの蒸発は不感蒸散と発汗によって行われる。不感蒸散とは、常時起こっている身体からの水分の蒸発現象で、一般に意識にのぼらないものをさす。不感蒸散は1日当たり、皮膚から500~700ml、肺から150~450mlあり、合計約1lに及ぶ。(生理学3版 p.113 熱放散-蒸発)

黄体ホルモンには代謝促進作用があり、排卵直後から月経に至るまでの間の基礎体温を上昇させる。(生理学3版 p.112 熱産生- ホルモンの作用)

参考)東洋療法学校協会編, 生理学 第3版; p.111-112(体温 – 熱産生)
参考)東洋療法学校協会編, 生理学 第3版; p.112-113(体温 – 熱放散)


不感蒸散・特異動的作用
このあたりは不感蒸散とか特異動的作用とか独特の用語がありますよね。日常生活で積極的に使ってみると覚えますよ。美味しい食事で満足して、身体もあたたまったら。「特異動的作用で温かくなったぜ」とつぶやいてみるといいかも。

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2018-a031 蓄尿時に興奮が抑制されるのはどれか。

2018-10-13

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【問題演習】第26回 あマ指 生理学(問題27-37)

2018-09-30