1. がんは対象にならない。
2. 集団は対象にならない。
3. 追跡調査が必要である。
4. 国勢調査で行われる。
2018-a010 コホート研究について正しいのはどれか。
1. がんは対象にならない。対象となる
2. 集団は対象にならない。対象となる
3. 追跡調査が必要である。○
4. 国勢調査で行われる。行われない
解答 3
コホート研究(cohort study)
コホート研究(cohort study)とは、特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究です。要因対照研究(factor-control study)とも呼ばれる。
コホート研究はこの集団を前向きに追跡しているので、曝露から疾病発生までの過程を時間を追って観察することができます。
コホート研究の利点と欠点
- 利点
- 危険因子の寄与危険度がわかる
- 事象の発生順序がわかる
- 複数の結果因子が同時に調べられる
- 予測因子の測定バイアスが少ない
- 欠点
- 稀な疾患に不向き
- 研究の時間と費用がかかる
- 多数の脱落がないように追跡しなければならない
久山町研究
九州大学による久山町の全町民を対象とした「喫煙や食習慣などの生活習慣とがん死亡などの関連を検討するための大規模計画調査」、通称「久山町研究」は、世界的に高く評価された精度の高いコホート研究として知られています。次の問題
問題演習として使えるクイズ形式もあります。
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