1. 間欠破行―――――――――多発性筋炎
2. 失調性歩行――――――――バージャー病
3. 痙性歩行―――――――――脳性麻痺
4. トレンデレンブルグ歩行――腓骨神経麻痺
2018-a052 歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。
1. 間欠破行―――――――――多発性筋炎 脊柱管狭窄症, 閉塞性動脈硬化症 (ASO), バージャー病 (閉塞性血栓性血管炎)
2. 失調性歩行――――――――バージャー病 小脳障害, 脊髄後根・後索障害
3. 痙性歩行―――――――――脳性麻痺 ○ 痙性対麻痺歩行 (はさみ脚歩行)
4. トレンデレンブルグ歩行――腓骨神経麻痺 中殿筋麻痺, 先天性股間節脱臼
解答 3
代表的な異常歩行
- 突進歩行:パーキンソン病
- 痙性片麻痺歩行(分回し歩行):錐体路障害 (Hemiplegic Gait – YouTube)
- 痙性対麻痺歩行(はさみ脚歩行):脳性麻痺, 両側の錐体路障害 (Spastic gait – YouTube)
- 失調性歩行:小脳障害, 脊髄後根・後索障害 (ataxic gait – YouTube)
- 酩酊歩行;小脳障害(Cerebellar Gait – YouTube)
- 踵打ち歩行:脊髄後根・後索障害
- 鶏歩(下垂足):腓骨神経麻痺(High steppage gait – YouTube)
- 動揺性歩行 (アヒル歩行):進行性筋ジストロフィー, 多発性筋炎, 近位型脊髄性筋萎縮症(Waddling Gait – YouTube)
- 間欠性跛行:脊柱管狭窄症, 閉塞性動脈硬化症 (ASO), バージャー病 (閉塞性血栓性血管炎)
- トレンデレンブルグ歩行:中殿筋麻痺, 先天性股間節脱臼(Trendelenburg gait – YouTube)
参考)パーキンソン病に ついて知る(日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社・患者用資料)
参考)すくみ足 – Movement Disorders
参考)飯野三郎, リハビリテーションと歩行分析, リハビリテーション医学, 10 (4), 1973
異常歩行は暗記+マネで
試験をクリアするにあたり、暗記は避けては通れません。その日に覚えようと思った事項を箇条書きや表にして持ち歩いて、歩いている時や電車内、トイレの中などで見る習慣を付けるといいです。そして…暗記だけだとすぐ忘れるし、応用が利かないので、理解を促す勉強も必要です。異常歩行に関しては、「何故そのような歩行形式となるのか」を考え、その歩き方をシミュレーションしてみるといいです。頭と身体で理解したら、もう忘れません。次の問題
問題演習として使えるクイズ形式もあります。
最近のコメント