1. 脈拍 48回/分
2. 体温 36.2℃
3. 血圧 110/60mmHg
4. 呼吸数 16回/分
2018-a050 健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。
1. 脈拍 48回/分 ○ 徐脈
正常値65〜85/分
(100/分 以上…頻脈 ・ 60/分 以下…徐脈)
2. 体温 36.2℃
正常値36.0〜37.0℃
(37.0〜37.9℃…微熱 ・ 39.0℃以上…高熱 ・ 41.5℃以上…過高熱)
(36.0℃未満…低体温)
3. 血圧 110/60mmHg
分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
---|---|---|---|
至適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | 120〜129 | かつ | 80〜84 |
正常高値血圧 | 130〜139 | または | 85〜89 |
I度高血圧 | 140〜159 | または | 90〜99 |
II度高血圧 | 160〜179 | または | 100〜109 |
III度高血圧 | ≧180 | または | ≧110 |
収縮期高血圧 | ≧140 | かつ | <90 |
4. 呼吸数 16回/分
安静時呼吸数 16〜20回
参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学総論 第2版; p.29-39(生命徴候(バイタルサイン)の診察)
解答 1
行動変容のためのトランスセオレティカル・モデル
バイタルサインは基礎医学の知識としても大切ですが、看護師さん達にとっては日常の業務に密接に関わってきます。あはき師にとっては、日常的に計測するものではないかもしれませんが、身体の変化を定量的(数字で表せる)に追うということは大切です。高血圧などは数回の治療で良くできるものではないですが、運動を始めるなどの生活習慣の改善によって中長期で効果を期待することができます。その患者さんのために、私達は何をできるか。行動変容を促すことは、その患者さんの人生にとってとても価値があることだと思っています。日常の習慣を変えていくことはとても大変で難しいものですが、私達が行っていく仕事は、患者さんとじっくりと話すことができる時間があります。行動変容を促す効果的なアプローチとして「行動変容のためのトランスセオレティカル・モデル」というのがあります。ぜひ一読をおすすめします。
参考)高齢者の運動と行動変容―トランスセオレティカル・モデルを用いた介入
参考)高齢者の運動と行動変容(出版社のページでサンプルが読めます)
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