1. トリグリセリド
2. クレアチンキナーゼ
3. アミラーゼ
4. アルカリホスファターゼ
2018-a054 筋疾患の診断に有用な血液生化学検査項目はどれか。
1. トリグリセリド
中性脂肪(トリグリセリド TG) は、脂肪組織に貯蔵される脂質。脂質異常症、糖尿病などで高値となる。基準値は150mg/㎗
2. クレアチンキナーゼ
クレアチンキナーゼ (CK) は主として骨格筋に含まれる酵素で、筋疾患の診断に重要。進行性筋ジストロフィー、心筋梗塞などにより上昇する。基準値 35〜175U
3. アミラーゼ
アミラーゼ (AMY) は、膵液や唾液に含まれる炭水化物の消化酵素。急性膵炎、慢性膵炎、膵癌の他、耳下腺炎などでも高値となる、基準値 53〜162IU/ℓ
4. アルカリホスファターゼ
骨、肝臓、腸、腎臓、胆嚢などに広く分布。胆汁から排泄される。閉塞性黄疸で高値をとるほか、骨の悪性腫瘍でも高値となる。
解答 2
参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学総論 第2版; p.165-168(臨床検査法 – 血液生化学検査)
参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学各論 第2版; p.210-212(循環器疾患 – 冠動脈疾患 – 心筋梗塞)
参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学各論 第2版; p.261-262(神経疾患 – 筋疾患 – 進行性筋ジストロフィー)
次はいよいよ各論です!
問題演習として使えるクイズ形式もあります。
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