2018-a071 「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」最も考えられる疾患はどれか。




1. 逆流性食道炎
2. 胃癌
3. 胃潰瘍
4. 十二指腸潰瘍

 


2018-a071 「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」最も考えられる疾患はどれか。

1. 逆流性食道炎
2. 胃癌
3. 胃潰瘍
4. 十二指腸潰瘍

解答 4

 

胃潰瘍と十二指腸潰瘍の主な症状

  • 共通する症状として、心窩部痛、腹部膨満感、悪心など。
  • 吐血(コーヒー残渣様)
  • 下血(タール便)
鑑別
  • 胃潰瘍:食後に痛みが強くなる。
    (食塊が潰瘍面を刺激するため)
  • 十二指腸潰瘍:空腹時に痛みが強くなる。
    (食事をとることにより胃酸濃度が薄まるから)

参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学各論 第2版; p.27-28(消化器疾患 – 胃・十二指腸潰瘍)


複合問題
ここ近年の傾向として、このように症状と病名を答えさせるような複合問題が増えてきています。ですが、このような問題こそ基礎が問われます。確実に2問正解をできるように、覚えるべきところをしっかりと覚えてください。

次の問題

2018-a072 「60歳の女性。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」黄疸の診察部位として正しいのはどれか。

2018-11-06