2018-a074 「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」本症例の下肢の筋肉痛で最も適切なのはどれか。




1. 肉ばなれによる筋肉痛
2. 筋線維の損傷による筋肉痛
3. 下腿の虚血による筋肉痛
4. 筋膜の炎症による筋肉痛

 


2018-a074 「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」本症例の下肢の筋肉痛で最も適切なのはどれか。

1. 肉ばなれによる筋肉痛(その日に痛い)
2. 筋線維の損傷による筋肉痛 ○ 数時間後から数日後に痛みが発生
(遅発性筋肉痛 Delayed Onset Muscle Soreness = DOMS) 
3. 下腿の虚血による筋肉痛(その日に痛い)
4. 筋膜の炎症による筋肉痛(その日に痛い)

解答 2

この問題のポイントは「2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり」です。肉ばなれ、下腿の虚血、筋膜の炎症による痛みは「その日」に痛みが発症します。

一方、一般的にいう「筋肉痛」は、遅発性筋肉痛 (Delayed Onset Muscle Soreness = DOMS) のことであり、運動した数時間後から数日後に発症します。

参考)東洋療法学校協会編, 臨床医学各論 第2版; p.141-142(整形外科疾患 – 筋肉炎・筋膜炎)


筋トレの筋肉痛
ジムにいって筋トレをした後で、筋肉痛になると「しっかりトレーニングできた」という感じがして少し嬉しかったりします。定期的な運動習慣は自分自身の将来への投資でもあると考えています。10年後も元気にがんばれるように。こころも身体も健やかに過ごしたいものです。

次の問題

2018-a075 「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」本症例の筋肉痛に対する治療として患部にしてはならないのはどれか。

2018-11-07