風疹, 三日麻疹 rubella
概念 風疹はトガウイルス科に属するRNAウイルス感染による急性発疹性感染症で、三日麻疹とも呼ばれる。好発年齢は5歳から14歳までで、飛沫感染し終生免疫を獲得する。妊婦が初感染を起こすと胎盤を通じて胎児に感染し、心奇形や精…
概念 風疹はトガウイルス科に属するRNAウイルス感染による急性発疹性感染症で、三日麻疹とも呼ばれる。好発年齢は5歳から14歳までで、飛沫感染し終生免疫を獲得する。妊婦が初感染を起こすと胎盤を通じて胎児に感染し、心奇形や精…
概念 ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus, HIV)が免疫細胞に感染することにより、免疫不全を起こす疾患。HIVは細胞膜表面のCD4抗原をレセプターとするので、ヘルパーT細胞、…
概念 グラム陰性短桿菌である百日咳菌 bordetella pertussis の感染による急性気道感染症である。三種混合ワクチンの対象疾患の一つである。 百日咳に対する抗体は胎盤を通過しにくいため、ワクチンをうっていな…
1. 百日咳 2. 後天性免疫不全症候群 3. 風疹 4. 流行性耳下腺炎 2018-a063 細菌感染症はどれか。 1. 百日咳 ○ 百日咳菌 → 痙攣性の激しい咳を特長とする急性上気道感染症。5類感染症…
1. 女性に多い。 2. 肥満は危険因子である。 3. ブラ・ブレブの破裂で起こることが多い。 4. 胸部エックス線検査での診断は困難である。 2018-a062 自然気胸について正しいのはどれか。 1. …
概念 壁側胸膜と臟側胸膜の間の胸膜腔内に空気が侵入したために肺が虚脱した状態をいう。 分類 緊張性気胸 肺に孔があいており、その孔が吸気時に開き呼気時に閉じるために空気が胸腔内に蓄積し続け、ついには胸腔内圧が大気圧を上回…
1. マンモグラフイは推奨されている。 2. 血性分泌を伴うことが多い。 3. ホルモン非依存性が多い。 4. 乳輪付近の発生が多い。 2018-a061 乳癌について正しいのはどれか。 1. マンモグラフ…
概念 乳管上皮由来の癌であり、日本では近年、増加傾向にある。 乳腺はエストロゲンの作用により増殖するため、乳腺細胞から発生する癌の多く(約60〜70%)がホルモン受容体をもち、エストロゲンに曝されることにより増殖が促され…
概念 日本では悪性腫瘍の中でもっとも頻度が高い。 症状 喀血や血痰を初発症状とすることが多い。 検査所見 胸部X線所見 境界不鮮明で周囲に浸潤する結節影として映ることが多い。 喀痰細胞診で異型細胞の検出 1度だけの検査で…
1. 抗菌薬 2. 分子標的薬 3. 気管支拡張薬 4. 抗アレルギー薬 2018-a060 肺癌の治療で使用するのはどれか。 1. 抗菌薬 2. 分子標的薬 3. 気管支拡張薬 4. 抗アレルギー薬 解答…
1. 後方脱臼の頻度が高い。 2. 関節強直を起こすことが多い。 3. 合併症として腋窩神経損傷がある。 4. 再脱臼を起こすことはまれである。 2018-a059 肩関節脱臼で正しいのはどれか。 1. 後…
概念 外力によって関節が正常範囲以上の運動を強制されて、関節面相互の位置関係が失なわれ、両者が完全に接触を失なったもの。 種類 外傷性脱臼 外力に起因する脱臼であり、関節包の損傷を伴ない、関節部変形が必発である。 病的脱…
脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症は、脊柱管周辺の骨および軟部組織の肥厚によって脊柱管が狭小化するため、脊柱管内の神経の圧迫症状を呈したものの総称。 原因 加齢による退行変性 椎間関節肥厚 黄色靭帯の肥厚 後縦靭帯の肥厚 脊椎す…
1. 第10胸椎――第11胸椎間 2. 第12胸椎――第1腰椎間 3. 第2腰椎―――第3腰椎間 4. 第4腰椎―――第5腰椎間 2018-a058 坐骨神経痛の原因として最も多い椎間板ヘルニアの高位はどれ…
概念 椎間板の退行性変性により、椎間板の一部が後方または側後方に脱出して圧迫症状を来たす。腰椎での好発部位は、L4-L5, L5-S1である。好発年齢は20∼30代の男性であり、スポーツや重量物挙上などの負荷が契機となっ…
個別ページはこちら(全問にコメント付き) 2018-a045 筋緊張について正しいのはどれか。 2018-a046 虫垂炎の触診で圧痛を認めるのはどれか。 2018-a047 四肢の計測について正しいのはどれか。 201…
1. 黄色靱帯の肥厚 2. 椎間板の後方への膨隆 3. 椎間関節の肥大 4. 前縦靱帯の骨化 2018-a057 脊柱管狭窄を生じないのはどれか。 1. 黄色靱帯の肥厚 2. 椎間板の後方への膨隆 3. 椎…
概念 骨芽細胞の悪性腫瘍である。骨組織に原発し、腫瘍細胞が類骨ないし骨組織を形成する。成長の著しい長管骨、特に膝を中心とした長骨や上腕骨の骨幹端に好発する。なかでも大腿骨遠位骨幹端と脛骨近位骨幹端からの発生が最多である。…
概念 骨髄腫とは、形質細胞が単クローン性に増殖する腫瘍性疾患であり、単一の免疫グロブリンをモノクローナルに産生し分泌する。B細胞が分化の最終段階で腫瘍化したもので、骨髄内に限局しながらも多発するために多発性骨髄腫と命名さ…
概念 幼児の骨盤や大腿骨の骨幹部に好発する悪性骨腫瘍。組織学的な起源は不明。 症状 初発症状は疼痛であるが、しばしば発熱や白血球増多などの全身症状を合併するのが特徴。 検査所見 X線所見 造骨性変化 骨膜反応 codma…
1. ユーイング肉腫――――老年期 2. 孤立性骨嚢腫―――――壮年期 3. 多発性骨髄腫―――――青年期 4. 骨肉腫――――――――成長期 2018-a056 骨腫瘍と好発時期の組合せで正しいのはどれか。 1. ユー…
1. 骨の壊死像 2. 骨の粗鬆化 3. 骨嚢胞の形成 4. 関節裂隙の拡大 2018-a055 変形性関節症の単純エックス線所見で正しいのはどれか。 1. 骨の壊死像 2. 骨の粗鬆化 3. 骨嚢胞の形成…
1. トリグリセリド 2. クレアチンキナーゼ 3. アミラーゼ 4. アルカリホスファターゼ 2018-a054 筋疾患の診断に有用な血液生化学検査項目はどれか。 1. トリグリセリド 中性脂肪(トリグリ…
1. スパーリングテスト 2. ラセーグテスト 3. スピードテスト 4. モーレイテスト 2018-a053 頸椎疾患の徒手検査法はどれか。 1. スパーリングテスト ○ 頸椎神経根症 2. ラセーグテス…
1. 間欠破行―――――――――多発性筋炎 2. 失調性歩行――――――――バージャー病 3. 痙性歩行―――――――――脳性麻痺 4. トレンデレンブルグ歩行――腓骨神経麻痺 2018-a052 歩行異常…
1. LDH 2. 血小板数 3. 尿素窒素 4. CRP 2018-a051 血液生化学検査のうち炎症のマーカーはどれか。 1. LDH 乳酸脱水素酵素 (LDH)。心筋、骨格筋、腎臓、肝臓などに分布。肝…
1. 脈拍 48回/分 2. 体温 36.2℃ 3. 血圧 110/60mmHg 4. 呼吸数 16回/分 2018-a050 健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。 1. 脈拍 48回/分 ○ 徐脈 …
1. 胃潰瘍 2. 糖尿病 3. 精神症状 4. 仮面様顔貌 2018-a049 副腎皮質ホルモンの長期投与と関係ないのはどれか。 1. 胃潰瘍 ホスホリパーゼA2を阻害 → プロスタグランジン合成抑制 →…
1. 気胸 2. 心筋梗塞 3. 肺血栓塞栓症 4. 帯状庖疹 2018-a048 ウイルスにより胸痛をきたす疾患はどれか。 1. 気胸 2. 心筋梗塞 3. 肺血栓塞栓症 4. 帯状庖疹 ○ 水痘・帯状ヘ…
1. 上肢長は肩鎖関節から橈骨茎状突起を計測する。 2. 下肢長は上前腸骨棘から脛骨内果を計測する。 3. 上腕周径は最大径で計測する。 4. 大腿周径は最大径で計測する。 2018-a047 四肢の計測に…
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